肉離れの治療 <前編>

「ビリッッ」「プチッ」と音がしました。
というのは肉離れを経験したことのある人の言葉。
運動中に強く踏み込んで、とかジャンプや蹴り出した瞬間に、などのシチュエーションで起こりやすい肉離れ。
重症のケースではひどい皮下出血が起こり、腫れにより関節可動域も狭くなり、痛みのためにかなりの動作制限を強いられることがあります。
ご来院の40代男性。趣味のダンスでテンポよく跳ねるはずが、蹴り出した瞬間にふくらはぎに「プチッ」と音がした。とのこと。
日に日に痛みとともに皮下出血が現れ、腫れて足をつくのもままらならない状態で数日我慢をされていたそうで、赤紫色の足を引きずりながらお見えになりました。内圧がかなり上がってしまい、ふくらはぎはパンパンの状態。表面を触るだけでもかなりの痛みを感じている様子です。
まずは血行をよくするために、股関節周囲を温めてほぐし、足先の腫れ・むくみをとるところからスタートです。
これまでの数日間は、アイシングと圧迫を続けてセルフケアに努めてくださっていたそうで、これが功を奏しました。
受傷時の初期対応(RICE処置)がその後の経過や治癒過程を左右することが多いのです。
腫れに対するアプローチをすることで、重さや圧による痛みがかなり軽減し、初日の帰りはテーピングのサポートでご自分で足をついて帰ることができました。
翌日は腫れが落ち着いてきたところで、痛めた患部へのアプローチです。
はっきりとした陥凹部(筋断裂のサイン)がないことを改めて確認し、痛めた部位は消炎・鎮痛のための処置を、他の部位へは筋収縮がしやすくなるようにほぐして行きます。
途中で足首を回しやすくなったり、つま先が伸ばせるようになったり、みるみる変化が起こってきます。人の体の治癒力を目の当たりにする、本当に「人体の不思議」を体験する時間です。
2回目の治療で、足運びがだいぶスムーズになり、指も動かせるようになりました。伺えば、翌週には会社で大切なイベントが控えている、とのこと。
重要な役割を担っているため、お休みはできないそう。
イベントに向けて、せめて痛みなく動けるように、治療は続きます。
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