膝の痛み(再発)を予防する vol.5

4)膝周りの筋肉

膝の痛みを予防するためのチェックポイント、その4。
今回は筋力について、です。

これまで、ねじれや可動域、膝蓋骨の可動性など、膝関節に関してチェックをしてきましたが、今回は膝の動きに関わる重要な筋肉について、お話します。

膝を痛めてしまった時、病院で診察をしてもらうと、筋力トレーニングの必要性を説かれることが多いと思います。
「歩く」という動作は、片足で体重を支え脚を交互に運び、重心を移動する、という動作です。
つまり、片脚でしっかりと身体を支えることができる、
接地から蹴り出しまで滑らかに膝(股関節/足関節も含めて)の曲げ伸ばしができる、 
前への推進力を生み出すことができる、
というような一連の動作ができて初めて「歩行」が成り立ちます。

この時に、身体を支える、前へ進むための推進力を生み出す、などのために重要な役割を果たすのが、「大腿四頭筋」と「ハムストリング」です。
特に、膝蓋骨や膝関節の安定のためには、大腿四頭筋の筋力強化が必須とされ、
病院で筋トレを、と言われる場合には、この「大腿四頭筋」の強化をしましょう、という意味合いが大きくあります。

トレーニング方法については、今や、様々な道具や方法があり、それぞれの状態に適した方法を選ぶことができます。
ですが、先の回にお話したように、筋力発揮を上手にするために、筋トレの効果を効率よく上げるためには、まず、膝関節のねじれ、可動性などの環境を改善することが重要です。
アライメントを整えて、筋力発揮をしやすい状態を作ってあげることですね。

そして、大腿四頭筋の中でも、特に内側広筋の盛り上がり(膝蓋骨の内側上方)が出てくると、歩行が楽になります。
膝蓋骨のやや上の方、内側に、膝をグッ!と伸ばして力を入れた時に、こぶのように筋肉の盛り上がりが見えてきたらOKです。
アスリートでは、とても力強いコブが見られます。

こぶがなかなか現れない、という方。
筋トレはしてるけど力がつかない、とお嘆きの患者さまから、メンテナンスをして膝のねじれを治したら、帰り道の階段が痛みなく楽に昇り降りできました!なんてお声もよくいただいています。
トレーニングだけでは、長年酷使した身体のねじれが改善できないこともありますので、まずは身体のアライメントを改善し、良い姿勢、良い動きでトレーニングに取り組んでいただきたいです。

トレーニングは結構やっているのになあ??と少し疑問をお持ちの方は、ぜひ一度、膝の状態をチェックしてメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか。

膝に限らず、身体はその人その人の動作特性が反映されて、思いの外動きのくせがついているものです。
ご自身の身体について、チェックする習慣を始めてみませんか。


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