股関節が痛む女性 今後の対応策を

6年前に何度かお越しい頂いていた患者さま(女性:50代)

以前にも股関節が気になるという症状をお持ちでしたが、来院当初は腰痛の方が気になっていたので症状が軽快してから今回まで間が空いてしまっていました。

 

症状

左股関節に痛みがあり。

歩行や椅子から立ったり座ったりの動作が億劫になってきている。

自己判断

運動不足という認識はあるが、仕事や家族の介護などがあり自分のことに目を向けるゆとりがなかったので何かしなくてはという思いだけで、特になにもしてこなかった。

自分でウォーキングをするのもいいかもしれないが長続きしないのが分かっている。

フィットネスクラブに入会してもいいが、それで本当に運動をして効果があるのか疑問。

来院

まず、痛みの確認

すでに病院に行き画像を確認するが特に医師からは何も指示(解説)は無し!

湿布と痛み止めが処方され疑問が増幅。

動きの確認と過去の記録を照らし合わせて現状把握。

その後、運動(トレーニング)の方法(選択)とその価値について解説。

フィットネスジムに入会するのは簡単です。

但し、効果があるかどうかは、どんな運動ができるかどうか。

一番大事なことは股関節の状態を把握した上で運動処方(トレーニングメニュー)を組んでもらえるのかどうか。そして、それが効果的に実行できるのか!?

ここが一番の肝となります。

状態把握

症状把握するために関節の動きやしぐさなどから状態を把握していきました。

いろんな部分で改善しなくてはいけない箇所は見つかりました。

できる範囲での治療に止め、今後方針を決めていきました。

進行具合の把握

年齢が50歳を過ぎると気にしなくてはいけないのが関節の変形である。

ここは画像を確認したはずだが、本人は全く状態を把握できていない状況。

そこで、私が信頼している理学療法士(下山田陽子氏)に相談して、医師の診察と今後のリハビリの必要性を判断してもらうことにしました。

まず、こちらから本人の希望と今後の方向性を事前に連絡(本人承諾済)して受け入れ体制を整えました。その後、診察→リハビリ。状況報告。そこで患者さんとやり取りして次のステップへ

トレーナーとの連携

ご本人の要望にもトレーニングの必要性は理解していたので関節の状態を把握した上で、トレーニングの許可がでればトレーニングを実施できるようにトレーニング施設を幾つか選抜しました。

最終的に、継続的に通える事。状態に応じて対応してくれるスキルを持っているトレーナーが在籍している。という点から恵比寿にある『R-body』を紹介。

代表の鈴木岳氏とは知り合いなので、状況を報告(本人の承諾済)し受け入れ体制を整えました。

あとは、継続的にトレーニングをしてがんばってもらえれば症状は改善されからだも元気になり積極的に動き回れるようになっていきます。

連携の目的

『餅は餅屋』

これは、私は昔から思っていることのひとつ

トレーニングなどの運動の専門知識はあっても施設がない!

トレーニング施設は持っているが治療的な事は専門ではない!

では、どうしたらいいでしょうか。

それぞれの専門家が知り合いの場合もあります。

その場合、連携することでしっかり目的を達成することが実現します。

落とし穴に注意!

私の理想は、その施設毎に上手く利用することなんですが、実はここに落とし穴があります。

それは、それぞれが全ての領域を理解していて、バトンタッチできる関係にあることが大事だと思います。実際、当院を利用している方の多くは、その時の様子に応じて自分の行く場所を決めています。

理学療法士がいる病院(リハビリ)は、医療費の関係上(運動療法は20分まで)となります。また診断に対してのリハビリとなるので患部に対してのみの治療しかできません。

それ以外、全体的なアプローチは当院を利用している方も少なくありません。

そして、トレーニング。

最近ではパーソナルトレーニングを利用される方も増えてきていますが、痛みや違和感があるからと言ってマッサージや症状改善の○○リリースという謳い文句でセッションの大半の時間を使ってしまって何の為のパーソナルトレーニングなのかがわからなくなってきています。

これは、なんとかしてあげたいという思いから行われているんだと思いますが、にわか仕込みのテクニックでは、残念ながら気休め的な感じでしょうか。これはクライアンとも薄々気づいているんですがなかなか言い出せないことも多いそうです。断るとジムに来づらくなる。別のトレーナーに変わってもいいんだけど気を悪くしないかと思ってしまうようです。

 

餅は餅屋

トレーニングがしたい方(必要な方)には、トレーニングに集中していただきたい。

その方が時間的にも無駄がなく効果も得られます。

治療が必要であれば治療をしてくれる専門家のところに行く方が期待した効果は得られます。

当院は、いろんなトレーナーやインストラクターからの紹介していただく事が多くありますが、これは全て症状を改善させて、いち早く元の鞘に戻ってもらうように最善を尽くしています。

からだを操れるようになりたくてピラティスに行く方。

運動目的(リフレッシュ目的など)ヨガに行く方もいます。

こういった目的が明確な方々は、それがしたいのに痛くて、もしくは動かなくて困っているので当院へお越しになります。なので症状が消えればと元の鞘(シムやスタジオ)に戻っていきます。

これでいいんです!

やりたい事ができなくて困っている方を救う事が私の役目ですから。