ハムストリングの肉離れをどう防ぐか?

繰り返す肉離れ

スポーツの中で起こりやすい怪我の一つに肉離れ、があります。
スピード系や瞬発系のスポーツに多く、一度痛めるとクセになりやすい、とも言われています。
特に多くみられるのが、ハムストリング、ふくらはぎ、大腿四頭筋など脚の大きな筋肉に起こりやすいことが知られています。
中でも、ハムストリングの肉離れは陸上選手やスプリント系の個人競技、球技種目でもスピードを武器にして、ステップや切り返し動作の多いポジションの選手に多くみられる傷害です。
スポーツでは走る、跳ぶ、蹴るなどの動作をいかにスピードをつけて力強く行うか、が求められるため、ハムストリングに負荷のかかりやすい動作の反復は
そのまま痛める原因となってしまいます。

クセになると言われる所以

肉離れは、痛めたのちも「治った」と判断するポイントが難しく、本人が痛くないから、とスポーツ復帰をしたら、ふとした動作で再発してしまった、ということが起きやすい傷害です。
また、治癒期間を軽くみて試合に間に合わせようと無理をしてしまったり、反対に十分な治癒期間を設けても、筋肉の柔軟性や動作のスムーズさ、コーディネーションなどが十分でないと、同じ部分にストレスがかかり復帰直後に再発してしまう、というケースが多くみられます。
それがクセになりやすい、と言われる所以です。

原因を突き止める

肉離れを再び繰り返さないためには、なぜ?起こったのか、原因を突き止めることが重要です。
ただ、寒いから筋肉が十分に温まっていなかった、だけではないのです。

いくつかの要因として考えられるのは、
○筋肉の柔軟性
○大腿四頭筋の筋力
○殿筋群の筋力
○運動連鎖・協調性のアンバランス

柔軟性など、ハムストリングの筋線維そのものに原因がある場合もあれば、大腿四頭筋や殿筋群など股関節周囲筋群とのバランスや、その人の動作の特徴による場合もあるのです。
走る・跳ぶ・蹴るなどの動作は、ハムストリングだけで動くわけではないので、周囲とのバランスや周囲の機能低下が原因で、高ストレスがかかる場合があります。
そのため、患部の治癒はもちろん、周囲筋群との連動性を評価することが重要になります。殿筋群の力を発揮できずにハムストリングだけで頑張ってしまうパターンが再発に見られる多くのパターンです。
この様な場合には、ハムストリングだけでなく殿筋群のトレーニングも重要になって来ることがわかりますね。

肉離れの再発を予防するためには、患部の治癒だけでなく関節運動や周囲筋群の機能とのバランスを調整することが重要です。
滑らかな動作は、力をロスしない効率の良い出力から成り立っているのです。
長く患っている痛み、何度も繰り返す痛みは、筋力・柔軟性だけでなく、動作全体にも要因があるのかもしれません。
全身のメンテナンスの意味も含めて、身体を見直してみませんか?

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