アルペンスキー オフトレ期間のメンテナンス

趣味だけど本気で競技に取り組んでいる
アルペンスキーを楽しんでいる40歳 男性。
趣味とはいえ、季節を問わずに身体づくりとコンディショニングを定期的に実施している男性
トレーニングメニューも定期的にリニューアルしながらパーソナルトレーニング指導を受けるなど自分の身体をフルに活かせるように時間と手間を惜しまず取り組んでいらっしゃる方です。
トレーニングだけでなく、からだの状態をいい状態に少しでもなればいい滑りができるようになるのかなというところから始まっています。かれこれ6年ほどのおつきあいになります。
股関節と膝の痛みが気になる
ここ1か月くらい、ハードなトレーニングをした時に膝と股関節に痛みを感じ初めており、思うようにトレーニングができていないことが続いていました。もちろん、セルフケアでマッサージやストレッチなども試みてはいるが、ずっと痛みが消えず困っている状況でした。
原因と対処
ここまで変化がないと一度診てもらった方が原因も対処もできるのでと久しぶりに来院。
診てみると
1:股関節周囲の筋肉の緊張が強い。
2:競技中の動きについて質問。
スキーをしている時の動きのクセや苦手な動作についてについて尋ねてみると、右ターンの時に左脚がバラけてしまう、という課題をがあります。
これは、治療を施しているときから張っているところと緊張がうまく出せていない部分があったのでご本人はどこまで認識しているのか気になっていたので質問させてもらったところ、やはり、ご本人も同じ動作に関わるところで課題が一致しました。
触っていくだけでも動きは想像できます。
よくあること
治療しながら動きをイメージしながら触っていると自然とこの角度ではうまく動けてないなと思うことがよくあります。ただし、その角度は必ずしも痛みがあるとは限らないことがある。また、その違和感をご本人が認識しているかというとそうではないこともよくあります。
動きのチェック
可動域のチェックすると、痛みの出る股関節は可動域が狭く、左右で差がありました。
さらに、左脚はより外側へ重心が寄ってしまい、つま先もだいぶ外側へ向かっていました。
これらが影響して、膝のお皿も動きが良くなかったということが合致します。
直していく
スネとフトモモの筋肉をしっかりほぐし、本来の力が発揮できるようにアライメント(足の向き、骨盤、股関節の安定感など)修正をしました。すると自然と膝上の筋肉にもしっかり力が入るようになりご本人もちょっとホッとした様子でした。
さらに
課題であるターンの技術をクリアするために、股関節のエクササイズを提案し実際に動いてもらいながらいい動きの感触を掴んでもらいました。こういった一連の流れができると自然と足の動きの滑らかになるイメージがつかめていきます。
施術後は
股関節が滑らかに回せるようになり、ターンのイメージもその場でしていただきました。
もちろん、歩行時の違和感もありましたのでそれもその場でチェック。
痛みも消え足運びが軽い!とおっしゃっておられました。
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ここまでご自分の足の動きをコントロールしやすくなると確信しています。
またトレーニングに励みます、とおっしゃってお帰りになりました。
ぼちぼち小雪がちらつく時期となってきました。
スキーヤーには、待ち通しい時機ですがここでしっかり再調整しておくとゲレンデでは思った通りの滑りが実現できるようになっていきます。
そんな方々をいつもサポートしています。